不妊鍼灸の効果

週に1回以上のペースで通院された患者さん（294名）の74％が妊娠卒業されています。

妊娠者の平均年齢は36歳で、医学会の規定に準じて胎嚢確認を妊娠としています。

※現在通院中の患者さんは除外してあります。

鍼灸を行うことで卵巣血流が増加することが分かっています。

卵子は排卵される約３ヶ月前に二次卵胞という成長期に入るので、３ヶ月間鍼灸で血流を増加させ栄養とホルモンをしっかりと届けることで、卵子の質の改善が期待されます。

鍼灸を行うことで子宮の緊張緩和と子宮血流が増加することが分かっています。

子宮血流の増加により内膜をしっかりとした厚みまで成長させ、さらに着床の時期に子宮の緊張を緩和させることで、着床率の上昇が期待されます。

胚盤胞移植の際に当院の鍼灸を併用することで、病院単独での治療より高い着床率が確認されています。

鍼灸を行うことで精巣の血液循環を向上させ、栄養とホルモンをしっかりと届けた後に代謝物を回収することで、造精機能が向上して精子数や精子運動率が改善することが期待されます。

また、前立腺機能が向上することも分かっているため、タイミングの時期に合わせて治療を行うことも有効です。

流産の多くの原因は受精卵の染色体異常です。

鍼灸は二次卵胞での卵子の成長をサポートすることができるため、排卵または採卵される卵子の質が改善し染色体異常の確率が低下することで、流産率が低下すると考えられます。

妊活で悩んでいる方が多い35-39歳の流産率が、SR鍼灸グループの治療を受けると平均より低い値となっています。